祥弥の病室から出た朔は、少し目が腫れていた。 でも何か吹っ切れたような、そんな顔をしていた。 「潤。さっきは反抗的な態度をとってすまなかった」 「いいよ。行ってくれたから」 俺は少し微笑んだ。 朔も少し微笑み、戻って行った。 「でも気にかかるよな。なんであんなに元気だった祥弥が」 「いきなり心肺停止になったって、看護師が言ってたよ」 「いきなり?」 「まぁそういう事もあるって聞くしな」 皆は病室に戻って行った。