悪魔とヤンキーの夜恋会




そんな事を言った祥弥が、今眠っている。
顔は白い。元々白かったけど、もっと白くなった。


「良かったな。お前の望んでた事、叶って」

違う。

「これで俺は正々堂々といられる」

嘘だ。

「お前の様な重荷はなくなったしな」

そうじゃない。
本当は…。

知らず知らずに涙が出る。


「なのになんで、涙は出るんだよ。
なんで兄よりも先に逝っちまうんだよ!」

涙が、彼の手に落ちる。


「もう一回、勝負させろよ。まだ決着つけてねぇよ」

俯いて泣いてたら、いつの間にか寝てしまったらしい。
でも夢の中で祥弥に会った。
夢の中で喧嘩出来た気がした。
お互いダウンしてしまったけど、久しぶりに笑いあった。



『元気でな、朔弥』
『あぁ、祥弥も。見守ってくれよ』


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