だけど誰もいなかった。 「なんだ、気のせいか」 ゲートに戻ろうと振り向く。 固まった。 一瞬息ができなかった。 ゆっくりと歩く。 あの人に向かって。 白のワンピース。 白と黒の羽を生やし、長い金色の髪。 彼女は振り向いた。笑顔を私に向けて。 「サキ」