「なんでここにいたんだ?」 「…逃げてた」 「逃げてた?」 「信頼していた者達から逃げていた」 「よく分かんねぇけど、まぁ大変だったな。家はどこだ」 「ない。追出されたから」 「そうか」 彼はしばらく考えたように唸った。 なんでだ。この者は私の見方をしてくれている。他の奴らと違って警戒もなにもされない。 「お前。なんで髪が金色なの」 「これ?染めたからだよ。初めて見るか?」 「人間は最初っから金じゃないと見た」 「外人は金髪とかいるけどな」