そうだ。朔を! 病室を飛び出した。 「朔!!」 「…なんだ」 朔はまだ本を読んでいた。 「祥弥の容態が!」 「そうか」 それでも本を読むのを止めず、ただ返事しただけだった。 涼と佳と慧はびっくりしている様子だったが、朔は平然としていた。 「何してんだよ。速く祥弥の元へいかないと!」 「行ってどうするんだ」 「行ってどうするじゃねーよ!弟だろ!?家族の1人なんだろ!?」