灰色の髪の毛が片目にかかっている。 覚えてる。 あのパーティーで。 「お久しぶりでございます。潤さま。いえ、違いましたね。パールシエラクインさま」 パールシエラクイン? なんだその名前。俺はそんな名前なのか? いや、俺は潤という名前がある。 そんな外人みたいな名前じゃない。 「変な名前で呼ぶな。俺は潤だ」 「いえ、あなたはパールシエラクインさまです。…そうですか、記憶を失ったようなんですね」