「引き受けたらどうしようとずっと考えてました。涼さんには申し訳ないですが、安心しました」 「苦しい」 「胸がですか?それは私にドキドキしているんですよ?」 「肺が苦しいんだよ。きつく締めすぎたアホ」 体を離した。 サキの表情はとても嬉しそうな顔をしている。 そんなにも自分は愛されているのかと実感させられる。 でもなんだろう。 愛というのが分からない。 大事にするということが分かるのに。 なぜ愛を知らないんだろう。 好きという感情が分からない。