12. 偽りの自分
帰宅するやいなや、母が形相を変えていた。
「あんた電話も出ずにどこにいたの!」
「言ったでしょ、朱美たちと遊んでいたのよ。」
その時、初めて母の涙を見た。
「あんたがなかなか電話でないから朱美ちゃんに電話したのよ。そしたら…朱美ちゃん今日は就職試験だっていうじゃないの!嘘なんかつく子に育てた覚えはないわ!それに教授からも電話があったわ。あなた公認会計士諦めたそうね。」
絵里はハッとした。でも啖呵をきってしまった以上後にも引けず強い口調で言い放った。
「勝手に友達に電話しないで!そうよ、今日の事は嘘だわ!彼氏といたのよ。それの何が悪いの?!彼は素敵な人だわ。お母さんは男女交際なんか汚らわしいって絶対に許さないじゃない!それに私は単純に税理士になりたいだけ。自分の未来は自分で決めるわ。なにもかも、嘘をつかせたのはお母さんよ!」
絵里も子供のように泣きながら走ってリビングを飛び出し自分の部屋にこもった。
帰宅するやいなや、母が形相を変えていた。
「あんた電話も出ずにどこにいたの!」
「言ったでしょ、朱美たちと遊んでいたのよ。」
その時、初めて母の涙を見た。
「あんたがなかなか電話でないから朱美ちゃんに電話したのよ。そしたら…朱美ちゃん今日は就職試験だっていうじゃないの!嘘なんかつく子に育てた覚えはないわ!それに教授からも電話があったわ。あなた公認会計士諦めたそうね。」
絵里はハッとした。でも啖呵をきってしまった以上後にも引けず強い口調で言い放った。
「勝手に友達に電話しないで!そうよ、今日の事は嘘だわ!彼氏といたのよ。それの何が悪いの?!彼は素敵な人だわ。お母さんは男女交際なんか汚らわしいって絶対に許さないじゃない!それに私は単純に税理士になりたいだけ。自分の未来は自分で決めるわ。なにもかも、嘘をつかせたのはお母さんよ!」
絵里も子供のように泣きながら走ってリビングを飛び出し自分の部屋にこもった。
