「あいつは、縁零(ヨスガレイ)。中学の時、同じクラスになった事があって、無愛想だし基本的に一人でいるし、たまに暴言吐くし、皆から嫌われてた。それに、数人の男子生徒を殴ったりしてるとか変な噂もあったよ」
「殴る…。あの大人しそうな人が?」
「うん…。私も、それが不思議だったんだけどね…。縁に関しては、謎が多いんだ」
「そう…」
愛佳は、私の肩に手を置いて笑いかけた。
「大丈夫。あいつにまた何かされたら、私が守ってあげるからさ」
「うん、ありがとう愛佳」
私も笑う。
自然と、教室にいる縁君を見てしまった。
謎が多い、か…。
あまり関わらない方が良いのかもしれない。
