二人のヨスガ






 



 
数日後、自宅にて
海君からの交換日記を開く。



〈桜、今度の日曜日に遊びに行こう〉



という一文があった。






私は、すぐにシャーペンで記入した。





〈嬉しい。

ありがとう、楽しみにしてるね〉





書いてみて、
ホッとため息をついた。






愛佳が零君に告白してるのを見てから、
どうにも二人とはぎこちない。





愛佳は、
自分が何かしたのか、としきりに聞いてきたが

私は「何も無いよ」と言うばかりだった。






愛佳は何も悪く無い。






ただ、私が意識的に彼女を避けてしまってるだけだ。






「私……ダメだな……」






一人呟く。






高校入学した時は、
こんな気持ちになるなんて思ってもみなかった。





零君の事が好きで、
そのくせ海君にも甘えてる。





こんな自分が嫌でたまらない。