二人のヨスガ





 


 
「……零君が、


凄い占い師って事も全然知らなかったし」




「な、んで……それを……」




「海君に聞いたの。


海君が教えてくれなかったら、
私零君の事何も知らないままだね」




「桜さん……。

僕は……」






想いが……



溢れて止まらない。





「零君……私ってさ、そんなに信用無いの?


いつも、肝心な事は黙ってて


私…零君と友達だって思ってたのに」




「桜さん、僕も……


そう思ってます」






じゃあ、と私は振り返って叫んだ。






「何で愛佳には海君の事言ったの!?」




「えっ……」




「零君の秘密…


私が知るのにはかなり時間がかかったのに。

愛佳だけはすぐに言っちゃうんだ」





零君は黙って俯いた。





違う、理由があるって……否定してくれないんだね。




「もういい!」





私は零君から無理やり腕を離した。