二人のヨスガ






 


 
「そ、そういう愛佳こそ……

零君と何してるの?」






聞くのが怖い。



怖いけど、気になって聞いてしまった。





たまたま会ったとか。





そう言って欲しい。





どうしてだろう。



こんな気持ち、変だよ……。






「私も縁とデートしてるんだ」


「ちょ……っ、

本堂さん!?」





零君が顔を真っ赤にして言った。




照れてるんだ。





馬鹿みたい、私。



零君のいつもと違う表情を知ってるのは、

私だけだとか勝手に思って。




愛佳の方が私より百倍可愛いし、イケメンな零君と釣り合ってるじゃない。





中学の時から知ってるみたいだし、

二人が仲良くなるのは当然だよね……。






私の目から、沢山涙が溢れた。