中に入ると、 早速手を繋いで歩いている二人を見かけた。 やっぱりここにいたんだな。 僕の勘は、大概当たる。 いや、そんな事よりも。 また、だ……。 兄さんと桜さんが手を繋いでいるのを見るだけで、 胸が苦しくなるのだ。 一体何の病気なんだ!? とにかく、病気の原因は後で調べる事にして まずは兄さんを連れ帰らないと! 「兄さ……ぐぇっ!?」 声をかけようとしたら、 背後から誰かに襟元を引っ張られた。