二人のヨスガ






 


 
「桜……」



「それに…


私も海君の事…好きだもん」



「桜ー!」





海君は、私の手を思い切り握ってきた。





嬉しいけど…

は、恥ずかしいよぉ。





「ありがとうな、桜。


今日は会えて良かった……」




「うん、私も」




「また絶対遊ぼう。

そんで、俺が好きになってくれたら、いつか付き合ってくれ。

俺は…初めから桜が好きだから」




「海君……」





私は、何て言えば良いんだろう。





私、海君にもらってばかりで

何もしてあげれてない。





なのに、私の事を一途に想ってくれてる。





どうして……?





「さ、そろそろ帰るか。



迎えも気てるみたいだしな」





海君が立ち上がる。




私が彼の視線に気付いて後ろを振り返る。





なんと、そこには

険しい顔をした零君と、


何故か愛佳の姿があった。