二人のヨスガ







 

 
「水晶玉、

兄さんの居場所を教えて」






すると、水晶玉が輝いて兄さんの姿が浮かび上がる。





ここは……


駅前か。





しかも、兄さんは誰かと手を繋いで立っているようだ。





一体誰と……?





「さ、桜さん!?」





兄さんの隣にいるのは、間違いなく桜さんだ。





胸が痛くなる。





何故だ?





兄さんと桜さんが一緒にいるだけで、

胸が苦しくなる。





桜さんも、まんざらでも無い顔をしている。





それが余計に腹が立つ!





……行こう。





僕は決心して、部屋から出て行った。