私服姿の零君…。
いつもは制服だから、なんだか新鮮に見えて……
ドキドキする。
かっこいいなぁ……。
「零君、待った……よね?」
「待ってないよ。
今来たところだからさ」
「そ、そう……」
ん?
何かいつもより雰囲気が違う?
……気のせいかな。
「そうだ。
零君、私に渡したいものって?」
「あぁ、これだよ」
そう言って零君はカバンから一冊のノートを取り出した。
「ノート?」
「あぁ。手紙より、こっちの方が良いかなと思って……。
これだったら沢山書けるしな。
いわゆる交換日記ってやつだ」
「なるほど……。
月曜日に手紙書いて零君に渡そうと思ってたけど、
こっちに書いてみるね」
「おぅ、頼んだ。
じゃあ、ちょっと……出掛けるか」
零君は、にっこり笑って。
私の手を握ってきた。
