寝癖を直すのに、さらに時間がかかっちゃった。 私は、リビングに行ってママに出掛けてくる、とだけ言って 家を飛び出した。 自転車にまたがり、急いで駅に向かう。 時間ギリギリかも! それでも、私は素早く自転車をこいだ。 10分後、 目的地の駅に着く。 すでに零君は待ち合わせ場所に着いていた。 私は、駐輪場に自転車を止めて彼の元に駆け寄った。 「零君!!」 零君は、私に気付いてにっこり笑う。 手なんかも振ってくる。