二人のヨスガ




 



 

わ、わ、わ!







零君の事考えてたら、本人から電話があるなんて!





ドキドキする……。




って、早く出ないと!






「もっ、もしもし!?」



『あ、桜さんですか?

僕です。零です』






零君……。




さっき会ったのに、声が聞けるだけで嬉しくなる。






『あの、明日って空いてますか?』





「えっ、明日?

うん……何も予定無いけど」




『良かった。

実は、桜さんに渡したいものがあって。

明日、朝10時くらいに待ち合わせ出来ます?

場所は…駅前で』




「うん、分かった。

でも…学校で渡してくれても良いよ?」




『いえ。

桜さんと、その後食事とかどうかなって思ってるので。

って言っても、大した店じゃないですが』






これって……もしかして




デート!?






『桜さん?』




「あっ、はい!?」



『何で敬語なんですか?』






零君の笑い声が耳に入ってくる。






だって……



デートだと思ったら、急に緊張してきたんだもん…。