自宅に帰って、自分の部屋に入る。
全体的にピンクっぽい部屋だ。
春休みの間に模様替えしたばかりで、
私は結構気に入っている。
その中にあるベッドにうつ伏せで飛び乗った。
頭元に置いてある枕や、ぬいぐるみが勢いよく跳ねた。
今日は、色々な事があって疲れたな……
まぁ、明日は学校休みだから良いけど…。
「零君…
実は良い人だよね…」
先ほどの零君の笑顔が、頭から離れない。
気付いたら、零君の顔ばかり浮かぶ。
私、もしかして零君の事……
〜????
突如カバンの中が鳴り出す。
携帯の着信音だ。
私は飛び起きて携帯を取り出す。
発信者は、零君!?