二人のヨスガ

 




 



 
「何見てるんですか?」




「零君って、可愛いなぁって思って」





「は?

どこが?

可愛いなんて言われて、僕が喜ぶと思いましたか?」




「う……ごめんなさい……」






やっぱり、いつもの零君だ。






私を睨む目つきが怖いよぉー






「そんなに僕って怖いですか?」



「えっ、何で分かったの!?」




「あなたの顔を見たら分かりますよ。

これじゃあ…お願い出来ないじゃないですか」




「お願い?」






零君は、真面目な顔をして私を見た。






海君と同じだ。







綺麗で……まっすぐな目。






心臓が、飛び跳ねそうだ。






「僕も……高木さんの事…

さ、桜さんって呼びたいです…」



「えっ…」



「やっぱり…ダメですか?」







私は、慌てて首を振った。






「嫌じゃないよ!

ただ、零君がそんな事言うなんて不思議だなぁって思って」