「わ、忘れて下さい。
今のは、なんでもありませんから!」
「う、うん…」
私は頷いた。
でも、今確かに兄さんは無理って…
海君は、学校に来れないって事?
秘密が多すぎるよ、零君…。
「そうだ、零君のメアドも教えてよ」
「えっ、僕も?」
「うん。
だって、零君も友達になったじゃない。
友達とメアド交換するのは当たり前でしょ?
それに、海君の為に元々私と交換するつもりだったんじゃない?」
「そ、それは…そうですが」
「ダメ……かな?」
「ダメなわけありませんっ!」
突然、零君が叫んだ。
私はびっくりして戸惑う。
零君でも、大声を上げる事あるんだ。
「す、すいません…」
「ううん。大丈夫…」
「なんていうか…
僕にメアドを聞いてくれる人なんて、いませんでしたから。
それに……と、友達……とか」
顔がみるみるうちに、ゆでダコみたいに真っ赤になっていく零君。
て、照れてる?
あの零君が!?
な、なんか可愛いかも。
