二人のヨスガ





 



 
「事情は分かったけど、


やっぱり海君にもプライバシーがあるっていうか。


変だよ、それ」



「そうですか。

なら、海兄さんには手紙でも書いてくれませんか?

それを、本人に渡しますから」






なんか原始的だけど、


携帯持ってないんじゃ仕方ないよね…






「分かった。お手紙書いてみる」




「お願いします。

兄がうるさくて、うんざりしてるんです」



「そんなに!?

ってか、同じ学校なんだからうちのクラスに来たら沢山話せるのに」



「無理ですよ、兄さんは…」



「え? 無理って…」





零君は、ハッとした顔になる。