二人のヨスガ





 



 

それでも、負けじと話しかけてみる。






「あのさ…

海君の事なんだけど…」



「海兄さんの事は、もう忘れて下さい」





きつく睨まれてそう言われた。




「何で?

告白の返事聞かせてって言ってきたの、


海君なんだよ!?」



「あんなのを間に受けるなんてバカですか?


兄さんは、本気で言ったんじゃありません」






本気で言ったんじゃ無いって…





酷い…





男の子から告白されたの初めてで、




どう返事したら良いのか、眠れなくなるまで考えたのに…






海君にとっては、


私をからかってただけだったの?






「高木さん……?」






零君に呼ばれて、私は気付いた。





いつの間にか、自分が泣いている事に。






「僕…少し言い過ぎましたか?」







不安そうな顔で、見つめてくる零君。