二人のヨスガ





 


 


「俺…

桜の事気に入ったかも」




「えぇっ!?」



「俺と付き合ってくれ」






な、何言ってんの!?






ドガッ……





「いてぇっ!?」






気付いたら、

零君がまた本で殴っていた。






「な、何すんだ、零!」




「ぼ、ぼ、僕の目の前で


何してんですか、兄さんは!?」






震える声で言う零君。






何故か、零君の顔は真っ赤だ。






「零は、ウブだからな。


俺が桜にキスした事、零にとっては刺激が強すぎたんだよ」



「そ、そんなわけないじゃないですかっ」







とか言ってるけど、



本当に真っ赤だ。






こんな顔もするんだな、零君……






「な、何見てるんですか!?」



「えっ!」




「もう体育館に行く時間です。

早く高木さんは向かって下さい。僕は、このバカ兄を何とかしてから行きますから」