「えと、この人は僕の双子の兄。
名前は海(カイ)って言います」
「よろしくな!」
ピースする海君。
お、お兄さん?
しかも双子!?
だから、顔が似てたんだ…。
「縁君…
お兄さんと同じ学校だったんだね。
クラス違うけど」
何気なく言ってみる。
だが、一瞬二人の顔が曇った。
私、何か変な事言ったかな?
「あのさ、どっちも縁って苗字だから俺の事は海って呼んでよ。
弟は零で」
「え……
でも……良いの?」
ちらり、と横目で零君の方を見る。
馴れ馴れしくしないで下さい、
とか言われそう…
「仕方ありません。
僕の事、名前で呼んで下さい」
「うん、分かった」
良かった。
暴言吐かれなくて。
それにしても…
さっき、海君
話逸らした……よね?
