「うち…惟智が嫌いになって別れてって言ったんちゃうねん…。

離れてて会えへんから…

うちなんかより惟智に似合う子がもっと身近にいるんちゃうかなって…

自分が彼女じゃ惟智は幸せになれへんって思ってん。

でも後悔してた。

なんでうちは惟智の手を自分から放してしまったんやろって。

好きやのに…うち、ほんまにバカでアホでどうしようもないなぁ…!」


歩莉は最後に俺を見て笑った。


「歩莉…」


「うちも惟智と一緒。身体が反応してた。…惟智が好き。」


俺が好きやった…笑顔がまたこんなにも近くで見れる。


こんな日がまた来るやなんて思いもしんかったよな…。


久しぶりに近くで見てまた思った。


歩莉の笑顔は最高や!…って。