「ふむ・・・凛道なら、まだ無理かもしれんな。お前は女に甘い。平等に消せるようになるのは、まだ先だろう。」
「なにしみじみしながら、怖いセリフをサラッと言ってるんですか!?どういうこと、瑞希お兄ちゃーん!?」
「伊織が一番、男女平等主義者だからな・・・」
「犯罪に性別は関係ない。」
「そうかもしれませんが!?」
それで意味が分かったから、なおさら恐ろしい。
〔★まさに、容赦なかった★〕
驚く私に瑞希お兄ちゃんは笑顔で、獅子島さんは涼しい顔で言う。
「つーことで、伊織の公平さと皇助のハチャメチャが良い感じだったんだ。世間では、適材適所か?なぁ、オメーら?」
笑顔で瑞希お兄ちゃんがきけば、楽しそうな顔で百鬼が、涼しい顔で獅子島さんが語る。
「わはははは!懐かしいぜぇ~!!さんざん、踏みつけていた奴を踏みつき返すのが良い!!飛び降りろと言ってたくせに、テメーがやるとなると命乞い!!カツアゲ犯を地下組織に渡したときゃ、良いボランティアになったな・・・!!」
「ふ・・・まったくだ。いじめに男女も関係ない・・・。小生意気な小娘の親を破産させてやったら、土下座しながら家族で謝りに行った。海外に逃げればいいと思ってる奴もいるが、国際社会を甘く見すぎだ。まぁ、ネットウィルスをばらまいたおかげで、無関係なテロ組織が1つ消えたのが予想外だった。」
「なに怖いことカミングアウトしてんですか!?」
「「回想だ。」」
〔★あまり聞かない思い出話だ★〕
「そういうわけで、俺らの時代は『いじめ=処分』の対象だったから、誰もしなかったんだよな。」
「そりゃあ、しませんよ!怖くてできないでしょうね!?」
というか!!
その話が事実なら―――――――
「瑞希お兄ちゃん達が、いじめを防いでたってことですか!?」
「はは!そりゃあ、大げさだぜ、凛?人を階段から突き落として笑ってるような奴らなら、いろんな面で転落人生になったって文句は言えないんだぞ?」
「笑顔で意外と言いますね!?」
今さらだけど思う。
彼も、瑞希お兄ちゃんもやっぱりヤンキーなんだと。
同時に納得もしていた。
(そうよね・・・龍星軍初代メンバーを敵に回してまで、いじめをしようというバカはいないよね・・・)
〔★リスクが高すぎる★〕


