彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「ふむ・・・凛道なら、まだ無理かもしれんな。お前は女に甘い。平等に消せるようになるのは、まだ先だろう。」

「なにしみじみしながら、怖いセリフをサラッと言ってるんですか!?どういうこと、瑞希お兄ちゃーん!?」

「伊織が一番、男女平等主義者だからな・・・」

「犯罪に性別は関係ない。」

「そうかもしれませんが!?」


それで意味が分かったから、なおさら恐ろしい。


〔★まさに、容赦なかった★〕



驚く私に瑞希お兄ちゃんは笑顔で、獅子島さんは涼しい顔で言う。



「つーことで、伊織の公平さと皇助のハチャメチャが良い感じだったんだ。世間では、適材適所か?なぁ、オメーら?」


笑顔で瑞希お兄ちゃんがきけば、楽しそうな顔で百鬼が、涼しい顔で獅子島さんが語る。


「わはははは!懐かしいぜぇ~!!さんざん、踏みつけていた奴を踏みつき返すのが良い!!飛び降りろと言ってたくせに、テメーがやるとなると命乞い!!カツアゲ犯を地下組織に渡したときゃ、良いボランティアになったな・・・!!」

「ふ・・・まったくだ。いじめに男女も関係ない・・・。小生意気な小娘の親を破産させてやったら、土下座しながら家族で謝りに行った。海外に逃げればいいと思ってる奴もいるが、国際社会を甘く見すぎだ。まぁ、ネットウィルスをばらまいたおかげで、無関係なテロ組織が1つ消えたのが予想外だった。」

「なに怖いことカミングアウトしてんですか!?」

「「回想だ。」」



〔★あまり聞かない思い出話だ★〕



「そういうわけで、俺らの時代は『いじめ=処分』の対象だったから、誰もしなかったんだよな。」

「そりゃあ、しませんよ!怖くてできないでしょうね!?」


というか!!

その話が事実なら―――――――



「瑞希お兄ちゃん達が、いじめを防いでたってことですか!?」

「はは!そりゃあ、大げさだぜ、凛?人を階段から突き落として笑ってるような奴らなら、いろんな面で転落人生になったって文句は言えないんだぞ?」

「笑顔で意外と言いますね!?」



今さらだけど思う。

彼も、瑞希お兄ちゃんもやっぱりヤンキーなんだと。

同時に納得もしていた。



(そうよね・・・龍星軍初代メンバーを敵に回してまで、いじめをしようというバカはいないよね・・・)



〔★リスクが高すぎる★〕