「つーても、生活指導の雑賀先生が協力してくれたことも、いじめを減らせた理由だろうな。」
「雑賀って・・・あの組長さんですか?」
「ああ。皇助のやりすぎた制裁には呆れてたけど、いじめをやめさせたことは褒めてくれてな。」
「わはははは!解決料のラーメン一杯が美味かったなぁ!!」
「そうでしたか・・・」
(良い話だけど、それだと食べ物にもつられて助けたことになるよね・・・?)
〔★安い正義だ★〕
「だからと言って、他の学校のいじめまで解決するのもどうかと思ったけどな。」
「解決したんですか!?」
「わはははは!いじめられてそうな奴を見つけるのは簡単でよぉ!そいつ尾行して、いじめ現場を押さえればゲットでアウトだ~!!何人、どぶ川に何度放り込んだことかぁ~!」
「あなたもある意味アウトです!」
〔★しかし、社会的にはOKだ★〕
「それは逆に・・・いじめだと逆ギレされませんでしたか?」
「そこは、俺らでカバーしたんだ。」
「瑞希お兄ちゃん!?」
言ったのは、百鬼の死乳でもある瑞希お兄ちゃん。
・・・・だけではななかった。
「あたしも、証言してあげた~」
「モニカちゃん。」
「皇助だけじゃ、力に走るからよ。」
「烈司さん。」
「俺達が付き合ってやるしかあるまい。」
「獅子島さんまで・・・」
得意げに言う全員。
「連係プレーですね。」
そうとしか言えない。
〔★すばらしい後方支援だ★〕
「けど・・・・時々、悪質な奴もいてな。」
「え?いじめは大体悪質でしょう、瑞希お兄ちゃん?」
「悪は悪でも、周りに判らないようにいじめてる連中のことだ。」
「周りが・・・」
「現場を押さえても、いじめっ子だってわからないいじめをしてる奴がいる。」
・・・あれ?
その話、その例え。
(私と同じじゃない・・・・?)
そう思ったら、続きが気になった。
「そ、それ!『周りにわからないいじめ』は、どうしたんですか!?」
参考になるかも。
「どうやって解決していたんですか!?」
これに私の好きな人は、笑顔で答えた。
「そこは伊織の出番だ!」
「え!?獅子島さん!?」
「おう!伊織は頭良いし、知恵を使った勝負に強い。おまけに他人の悪事をあばくのが大好きだからさ、ドンドン証拠を発掘してさ。中には、刑務所に叩き込めたのもいたな。」
「ふ・・・自慢にもならんことだ。誰にでもできるからな。」
「誰でも出来ないと思われますが!?」
〔★可能な方がめずらしい★〕


