彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「あたしよね、凛ちゃん!?」

「答えは獅子島さんだぞ、凛道?」

「凛たん、俺だよな~?」

「俺様だろう~凛助~!?わはははは!」


「そ、そう言われても、僕は~~~!」




じりじりと、怖い顔で迫る4人の先輩に圧倒されたけど。





「いい加減にしやがれお前ら!!俺の店だぞ!?」

「瑞希お兄ちゃん!」

「俺じゃなく、凛に聞いてどうする!?困らせんなよ!!」




彼らに対して、もっともな発言をするコーヒー屋台の店主。




「大体、シフト決めるの俺なんだ!オメーらで勝手に決めてんじゃねぇ!」

「なんだ、瑞希。それが手伝いに来てもらう方々への発言か。」

「そんな意地悪言うなら、あたしもお手伝いしなぁ~い!」

「いいなそれ。凛たん連れて、土曜日は遊びまわろうぜ~」

「わははははは!それで決定!」


「テメーぁぁぁ!!?」


「ええ!?喧嘩してたはずが、もう団結してる!?」



〔★仲直りは早かった★〕




「オメーらの考えはよーく、わかった!」

「まぁまぁ、落ち着いてください、瑞希お兄ちゃん。」

「凛は良い子だな~?つーことで、誰をどうするかは、公平にくじ引きで決める!」

「え?くじ引き!?」

「よっしゃ!俺に有利!」


「「「不公平だっ!!」」」



〔★烈司以外から不満が上がった★〕



「ちょ、みーちゃん!それだと、れーちゃんが得するでしょう!?」

「テメー付き合い長いから、ひいきしてんのか、コラ!?」

「ざけんな。引くのは俺だ。」

「え!?瑞希!?」

「烈司の代わりに代理で俺が引く。勘の良い烈司本人じゃなくて、俺が代わりに引くんだ。それなら平等だろう?」

「ふむ、それならいいか。烈司は他人の運まで操作できんからな。」

「え!?操作もできるんですか!?」

「出来れば、もっと楽に生きてるよ、凛たん!くっそ~俺が引くなら、まだ希望あったのに~」

「オメーの場合、最初でも最後でも当たりを引くからな・・・」

「どちらにしても、くじ運もいいんですね・・・」



〔★まさに、占い師に向いている★〕