私の意気込みに、彼は微笑む。
「よしよし、あとで開けるんだぞ~?」
「うん♪」
良い子良い子だと頭をなでて下さったので、ますますやる気が出た。
「みーちゃん、なにあげたの?」
「そのうちわかるっての!凛を見守っていればな・・・!」
「俺、予測できたかも。」
「以下同文。」
「わはははは!」
「えー?なにそれ?あたしだけわからない~?あ、でもぉ~仕方ないわよねぇ~あたしだけ、女の子だもん♪」
(とはいえ、何をくれたんだろう・・・!?)
ドキドキしながら、貰ったものを抱きしめる。
(好きな人からのプレゼント・・・♪)
シルキロールに続く、ラブアイテム!?
「お兄ちゃん、瑞希お兄ちゃん!」
「どうした?」
「本当にありがとうございます!僕、頑張りますからね!?」
(これは期待していい!?)
愛の個人レッスンだと!?
〔★『兄弟』設定なのでそれはない★〕
「すっごく、楽しみです!なんだろう~?嬉しいなぁ~♪」
「俺も、凛が『良い漢』になっていくのが楽しみだぜ~?」
「やれやれ、凛道には甘い奴だ。」
「いいじゃない!凛ちゃんは可愛いんだものぉ~」
「お前ら全員、凛たんには優しいだろーが?俺もだけどよぉ~」
「わはははは!そういや、瑞希!凛助をまつりの会場に連れてったんだってなぁー!?ジジイが言ってたぞ!」
「あ?皇助、会長のところに行ったのか?」
「わははは!トラック動かしてくれって言われてよー!」
瑞希お兄ちゃんが聞けば、バキバキと身体中の骨を鳴らしながら百鬼が言う。
「凛助のこと褒めてたぞ!礼儀正しくて、行儀がいいってなー!?」
「あら、当然よぉ~凛ちゃん良い子だもん!愛しいわぁ~♪」
「というよりも、凛道を連れて行ったのか、瑞希?」
「まさか、凛たんを屋台に出す気か?」
「悪いかよ?」
烈司さんの問いに、ムッとしたような顔で瑞希お兄ちゃんが言った。


