彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「何でダメなんだ、凛?」





私の言葉に、高校教師の側にいたお方が口を開く。





「蛇塚は救えねぇけど、こいつは筋が通ってる。オメーが拾わなかったら、こいつは不幸になるぞ?」

「それでもだめなんです、瑞希さん。」

「けどな、り・・・」


「いや、それ以上はいいですよ、真田瑞希さん。」





そう言って、会話を遮ったのは―――――――





「幡随院長政・・・。」

「ハッキリ言ってもらえただけでも、良いですから。」





下げていた頭を上げながらJAGUARの元頭は言う。





「4代目が言うなら、俺もこれ以上は言わない。」





そう語る顔はすっきりしていた。






「自分でも、化計画性がないと思ったが、気づいたらハートで動いてた。」

「感情のままに動いたってか?」

「さすが、初代龍星軍総長。俺としては、言いたいことは言えました。」






やわらかく微笑むと、私の目を見ながら言った。





「俺の話、気持ちを、聞いてくれてありがとう、チョコたん。」





揺るがない瞳で、真面目な態度で彼は言う。





「俺、チョコたんと友達になれて本当に嬉しかった。楽しかったよ。」





そう言って笑顔を作ると、ワタシから視線をそらして離れようとしたので。






「だから、それが嫌なんです。」






声をかけた。





「嫌?」





私の言葉に、けげんそうに幡随院長政が振り返る。





「俺が・・・嫌だってこと・・・?」





明らかに動揺しているような、傷ついたような表情。

だから、それ変えるためにも【凛道蓮の本心】を伝えた。






「僕の名前は凛道蓮です。僕がほしいのは、楽しさも、苦しさも、たまにケンカしたりして、馬鹿やれる友達です。平和で仲良く付き合いたい人です。」

「チョコたん・・・?」

「幡随院長政君、その言い方だと、まるで僕が君を奴隷かなにかにしないと龍星軍に入れな話し方をしましたね?やめてくれませんか、そういうのは?」

「ま、待ってくれ!俺はただ――――――――!」

「待ちません。ハッキリこの場で言います。今まで通り、普通でお友達でいましょう。」

「「「「「え!?」」」」」

「えっ・・・・!?」






声をそろえる爆裂弾+五分刈り君と、それに数秒遅れて声をもらす幡随院長政。