彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)



「ありがとう、4代目。とはいえ、今回の件で、俺はつくづく半グレも身内も嫌になった。」

「ちーちゃん・・・蛇塚と田渕のことだけど・・・。」

「心配しなくても、蛇塚とはしっかり縁切りしてきたぜ、4代目?田渕も・・・うちじゃあ、持て余していた分、破門させるいい理由になった。もっとも・・・菊の馬鹿が、救いようもないエロ馬鹿と仲良くしてるとは思わなくてな。」

「できれば、ストーカーも頭につけて下さい。」

「ああ、ストーカーエロ馬鹿と仲良くするとは・・・。昔は、あんなんじゃなかったんだがな。甘えん坊ではあったが、あそこまでわがままじゃなかった。蛇塚のお袋が甘やかしたのがよくなかったんだろう。」

「仲・・・よかったんですね?」

「昔の話だよ。」





そう語る眼が寂しそうだった。

でも、そう見えたのは一瞬だけ。

すぐに、JAGUARのトップだった時に見せた顔で言った。





「真田瑞希さん、4代目も。田渕に関しては、ご安心下さい。奴らのことは親父や上に報告しておいきました。だから、今後は真田瑞希さんにも手も足も出せないでしょう。」

「本当ですか!?」

「マジか?」

「マジですよ、真田さん。あなたの大事な弟は・・・俺にとって、すっげーカッコいい最高の友達ですから。」

「ちーちゃん・・・」

「そうは言っても、俺が蛇塚のいとこと知って仲良くしてもらえるとは思ってない。けど、詫びてぇし、ケジメをつけさせてほしい。」

「けじめって・・・??」


「無理を承知でお頼みします、凛道蓮さん!!」





そう言うと、その場に気をつけして頭を下げるちーちゃん。






「俺を、あなたの龍星軍に入れて下さい!」

「え?」






最初の自己アピールでわかってはいたが、やっぱり驚いてしまう。





「今回の件で、俺はあなたに、凛道蓮の漢気に惚れた!!」

「ええ!?どこにそんな要素があるんです!?」

「あなたは無自覚なだけで、実際はめちゃくちゃあります!なぁ、可児良信!?」

「うう!?ひ、否定できない・・・!」

「ほらね!思った通りだ!」

「ええっ!?2人にはわかる漢気なの!?」



〔★それも珍しい★〕