「凛、どちら様だ・・・・!?」
「ご紹介します・・・!」
笑ってない眼で見られ、痛い頬を撫でながら答えた。
「こちらは、円城寺君のお弁当を届けに行った際に知り合い、今回の果し状を運んでくれた勇気ある女の子、涼子ちゃんです。」
「は、はじめまして。東山高校1年4組、小林涼子です。りんく・・・凛道君にはいつもお世話になってます。」
背筋を伸ばし、はきはきとした声であいさつする涼子ちゃん。
それで瑞希お兄ちゃんの表情が変わる。
「あ、もしかして・・・・君がリョウコちゃんか?凛が頼りにしてるパンピーの子。」
「え?」
「えっ?どういう意味ですか?」
「誤魔化すなよ、凛!モニカから聞いてるぜ?」
めっ!と言いながら怒ると、私の好きな絵を涼子ちゃんに向けながら言った。
「弁当の配達といい、高千穂のことといい、今回の果し状と・・・凛がいろいろごめんな?これからも、仲良くしてやってくれ。」
「は、はい!私でよければ・・・」
そう言って、頬を染めてうつむく涼子ちゃん。
(まさか、瑞希お兄ちゃんを好きになったわけじゃないでしょうね・・・!?)
「涼子ちゃん・・・瑞希お兄ちゃんを見た後の顔が赤いけど・・・なにか深い意味があるんでしょうか?」
「は?・・・ええ!?ち、違います!私はただ、凛君のお兄さんだけあって、男らしさわやかで、清潔感もあってかっこいいなぁ~と思ってしまったら、照れちゃって・・・!」
「男ら・・・いや~!そうかそうか、良い子じゃないか!?凛!?」
「瑞希お兄ちゃん!?」
「凛は、なかなか人を見る目があるな!涼子ちゃん、なにかあれば、いつでもうちの凛を使ってくれよ?」
「あ・・・ありがとうございます。」
「うはははは!瑞希はんに気にいられたなぁ、涼子ちゃん!ポイントは、『男らしい』発言やでぇ~なんせ、毎回毎回、女の子に間違われ、可愛いいわれー!?」
「誰が可愛いだぁ?グラサン・・・!?」
ミシミシ!
「ちょ、ギブギブ!わし、にわとり、ちゃいまっせ!」
「ヤマト、そこは『ごめんなさい』だよ?」
「ご、ごめんなさい!すんまへーん!」
無表情で、自分より背の高いヤマトの首を締め上げる初代龍星軍総長。
〔★初代総長は健在だ★〕


