彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





最近、何度か来るようになった東山高校。

まだ、片手で足りるぐらいだけど、なじみのある学校となっていた。

その正門ではなく、裏門に彼女は立っていた。





「凛っ!!」

「カンナさーん!」

「よぉ、高千穂。」

「真田先輩!?」





カンナさんの前で単車を止める瑞希お兄ちゃん。





「真田先輩も来ちゃったんですか!?」

「凛を届けに来ただけだ。オメーらの邪魔はしねぇーよ?」

「だから、変な勘違いやめて下さいよっ!おかげで、百鬼先輩にからかわれ、モニカ先輩からの風当たり強いんですからね!?」



〔★カンナもカンナで苦労していた★〕



「なんだ、ラブイベントじゃねぇのか?」

「瑞希お兄ちゃん!!」

「違いますって!てか、真田先輩が来てくれたのは、ある意味ラッキーって言うかー・・・」

「なに!?瑞希先輩!!」





歓喜にも近い声と一緒に、誰かが飛び出してきた。





「円城寺君。」

「お、大河じゃんか?」

「チース!今日もお疲れ様っす!」





薄い鞄を脇に挟んだ円城寺君が、満面の笑顔で瑞希お兄ちゃんに挨拶する。

私には絶対に見せない笑顔。



〔★わかりやすい態度だ★〕



「カンナさんだけかと思ってましたが、円城寺君も一緒でしたか?」

「たりめぇーだ、バーカ!お前とカンナを二人きりにさせれるかよ!?」

「俺らも一緒だぜ、凛君総長?」





そう言って、円城寺君の後ろから顔をのぞかせたのは―――――――





「悠斗君、秀君!」

「おせーぞ、来るのが!ちわっす、真田先輩!」

「真田先輩、こんちわっす!」





顔や腕に包帯やばんそうこうを貼った男子2人だった。