彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






騒がしい日々は過ぎ、穏やかな金曜日を迎えていた。





「ふひゃー・・・怒涛のごとくでした~」

「お疲れ、凛。」





クーラーの利いた瑞希お兄ちゃんの部屋で、彼からねぎらいの言葉をもらっていた。





「まさか、JAGUARのトップと蛇の目の頭が身内とはなぁー?」

「子供が親を選べないように、身内も選べませんからねー?おかげでつかれちゃいましたよぉ~」

「だろうな?けど、今日から夏休みなんだろう?だったら、毎日でも会えるな?」

「そうなんですよ、瑞希お兄ちゃん♪」





大好きな人の言葉通り、あゆみが丘学園は本日から夏休み。

昨日もらった通知表だが、もちろん成績欄はよかった。

むしろ問題だったのは、内申点に関してだった。

てっきり、悪く書かれてると思ったけど~





(なぜか、内申点も良かった。)





それが逆に不気味だったけど、両親への言い訳が必要なくなったのでホッとした。

通知表を見た両親も、優等生ぶりがわかる結果を褒めてくれたが、私は別に嬉しくなかった。





「凛、今回はよく頑張ったよなぁ~?」

「瑞希お兄ちゃん~♪」





だって、瑞希お兄ちゃんに褒められた方が、何倍も嬉しいもん。


午後からのシフトなので、彼と2人きりでのんびりと過ごしていしてます♪


2人だけよ、2人だけ!!

キャッホー!





「お兄ちゃ~ん♪」

「こらこら、キモイぞ~男に抱き付くな。」





きつい言葉と裏腹に、表情は優しい。





「瑞希お兄ちゃん・・・」

「ふう~成長期前のお子ちゃまの膝も、いいもんだなぁー?」

「からかわないでくださいよ♪」





私の膝で、ごろ寝をして、バリスタの本を読んでいる。

夏休み初日ということで、図書館で勉強と言って家を出る。

ヒミツのロッカーで着替えて、ゆっくり来てみたら、いたのは瑞希お兄ちゃん1人だけ!

宝くじで言うと一等賞!!



〔★それ以外はハズレらしい★〕