「詳しくは、これから病院へ行く秀君と悠斗君に任せましょう。お財布の確認だけ、お願いしますね?」
「いいのかよ!?こんな、こんな茶番で許して!?」
「僕に言われましても~被害にあったみんなが、そう決めたんですよ?ねぇ、みなさーん!?」
「「「「その通りっ!」」」」
「けっ!秀と悠斗がそう言うなら仕方ねぇーだろう!?」
「と、いうことですね・・・?」
「せやな!うはははははは!」
「お前ら・・・・」
「それじゃあ、これで和解は成立ですね。」
どうするか決まったので、全員に向けて言った。
「今夜の一件・・・・・僕らの町から蛇の目が出て行くということでいいですね、JAGUARの幡随院長政君?」
「それはもちろんだ!二度と、馬鹿出来ないようにー!」
「してくれると、信じてます。」
「チョ・・・・凛道!」
「良い仲間を持ってるな、幡随院?」
漢気モードで、ちーちゃんに対してかっこをつける。
「蛇の目じゃ、誰も蛇塚にここまで尽くさなかった。お前は、良い頭なんだな?」
「・・・・それはこっちのセリフだ。お前は、凛道蓮は――――――筋の通った男だ。いとこの嘘も見破れない俺なんかとは大違いだ!情けねぇ・・・!」
「うん、その言い方は良くないですね。情けないは、違うと思う。」
「え?」
「君は騙されたけど、そう決めつけるのもよくない。」
私を見つめるJAGUARのリーダーの肩を、軽くポンと叩きながら言った。
「簡単に信じてるところは不注意だけど、僕は好きだよ?そういう優しいところ。」
「り・・・んどう・・・」
「では、これで解散としましょう!みんな、病院へGO!」
ちーから手を離すと、ゆっくりとした動作で立ち上がる。
「では、後はお願いしますね、幡随院長政君?」
手を差し出しながら言えば、その隣にいるジオンがニラむ。
しかし、当の本人はというと――――――
「任せてくれ、凛道蓮。龍星軍4代目総長。」
私の手に自分の手を重ねながら言った。
「会えてよかったぜ、噂以上の漢気あふれる日本1の族の総長?」
「僕も、戦わなくてよかったですよ。日本一の半グレの王様とね?」
「ぷっ!くっくっくっ・・・はっはっはっはっ!」
「ふふふ・・・あははは!あーはっはっはっはっ!」
どちらともなく、ニッと笑う。
力を込めて引っ張れば、あっさりと立ち上がるJAGUARのリーダー。
こうして、人質になった仲間はJAGUARによって病院に運ばれ、事件は一件落着したのだった。


