彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「何でも言ってくれ。それで詫びになるなら、なんでもする。」

「詫びねぇ~」

「なんでもするねぇ~」





不機嫌そうにつぶやく秀君と悠斗君。





「いいのかよ、JAGUARの頭が簡単に約束して?」

「腹は決まってる。俺が背負う。」

「長政さん!」

「へへへ!いい根性だなー?じゃあ、遠慮くなく言わせてもらおうぜ、秀!」

「とーぜんだな、悠斗!!」





憎々しげに顔をゆがめると、2人は声をそろえて言った。





「「治療費払えっ!!以上!!」」

「は!?」

「ち、治療費だと~!?」





秀君と悠斗君の言葉に、目を見開く幡随院長政とジオンをはじめとする仲間達。





「お前ら・・・それはどういう意味で・・・」

「ああ!?決まってんだろう!?医者行く金だよ!」

「責任もって、通院費や入院費を払えよ!?」


(そうなるよねぇ~)


怪我させたお詫びと言えば、傷の治療しかない。

交通事故と同じで、過失の分だけ請求してもいいはず。





「そ・・・それで、それだけでいいのか?」

「おっと!勘違いすんなよ!ちゃんと、大河達の分も払えよ!?」

「悠斗の言う通りだ。建て替えってことだから、かかった費用分、返してもらうぜ。それでいいだろう、大河?」

「お前らなぁ~」





ニヤニヤしながら言う秀君と悠斗君に、呆れた顔をする円城寺君。





「立て替えって、タカリみてぇな真似しろってのか?」

「ばか!くれるってんなら、もらっとけよ。あたしはもらうから。」

「はあ!?医者に診せるような怪我してないだろう!?」

「擦りむいた。ばんそうこう代の108円!」

「百均で買ったあれか!?」

「レシートあるぞ。」

「さすが、カンナ!しっかり者だぜ!」



〔★女子の方がちゃっかりしている★〕



和気あいあいとしながら、まとまって行く謝罪内容。





「チョコたん・・・」

「そういうことです。」





呆然としているちーちゃんに、チョコの表情で言った。