彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「どういうつもりだ、凛道!?」




そんな私に驚く仲間と、周囲。

もちろん、私自身も驚いていた。

対するちーちゃんはと言えば―――――――






「んだコラ!!邪魔すんなっ!!?」






メル友のちーちゃんではなく、JAGUARの幡随院長政になっていた。

私をチョコと呼んでニコニコしていた面影はない。

それでも構わない。





「どけチビ助!」

「チビですが、どかない!」

「ああ!?」

「ここで、ちーちゃんが手を下せば、後悔する!」

「はあーん!?俺に道徳でも解く気か!?調子乗ってんのか!?」

「ばっか・・・!!道徳とか、そういうのを・・・僕は言える立場じゃないけど・・・! 」

「なんだってんだよ!!?」





ゆるまない力に、必死で耐えながら言った。







「僕が後悔するんだ!!」







グッと押されるが、グッと押し返す。






「ちーちゃんがそういうことするのを、見ちゃったら僕が後悔するんだ!!僕のちーちゃんはそんな子じゃない!」


ダン!

「痛っ!?」





そう叫んで、ちーちゃんの足を踏む。




「て、てめっ!?」

「こんなバカ男を殺しちゃうかもしれない場面なんて――――見たくない!!」






それで、相手は下がろうと身を動かす。

だから、踏んだ足を上げて蹴った。






「――――――お前は手を出すな、長政っ!!」



バキッ!!

「ぶは!?」



「ええ!?」

「凛さんが、蛇塚を蹴った!?」

「長政さんじゃなくて、蛇塚さんを!?」

「な、なにしてんだよ!?チョコ!?」

「お前だ!!」






驚きながら後退した相手に、今度は私から迫りながら言い放った。