「どういうつもりだ、凛道!?」
そんな私に驚く仲間と、周囲。
もちろん、私自身も驚いていた。
対するちーちゃんはと言えば―――――――
「んだコラ!!邪魔すんなっ!!?」
メル友のちーちゃんではなく、JAGUARの幡随院長政になっていた。
私をチョコと呼んでニコニコしていた面影はない。
それでも構わない。
「どけチビ助!」
「チビですが、どかない!」
「ああ!?」
「ここで、ちーちゃんが手を下せば、後悔する!」
「はあーん!?俺に道徳でも解く気か!?調子乗ってんのか!?」
「ばっか・・・!!道徳とか、そういうのを・・・僕は言える立場じゃないけど・・・! 」
「なんだってんだよ!!?」
ゆるまない力に、必死で耐えながら言った。
「僕が後悔するんだ!!」
グッと押されるが、グッと押し返す。
「ちーちゃんがそういうことするのを、見ちゃったら僕が後悔するんだ!!僕のちーちゃんはそんな子じゃない!」
ダン!
「痛っ!?」
そう叫んで、ちーちゃんの足を踏む。
「て、てめっ!?」
「こんなバカ男を殺しちゃうかもしれない場面なんて――――見たくない!!」
それで、相手は下がろうと身を動かす。
だから、踏んだ足を上げて蹴った。
「――――――お前は手を出すな、長政っ!!」
バキッ!!
「ぶは!?」
「ええ!?」
「凛さんが、蛇塚を蹴った!?」
「長政さんじゃなくて、蛇塚さんを!?」
「な、なにしてんだよ!?チョコ!?」
「お前だ!!」
驚きながら後退した相手に、今度は私から迫りながら言い放った。


