彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「僕は蛇塚に言われたことに対して、蛇塚を許さないという答えを出した。でも、ちーちゃんは蛇塚に言われたことに対して、凛道蓮を許さないという答えを出した。どうしてそうなるか聞く必要を感じたんです。」

「それが、『答え合わせ』・・・」

「もっと早く、気づけばよかったんですけどね・・・・JAGUARの長政は蛇塚のいとこだから、僕を攻撃する展開は仕方ないとは思いますよ。だけどそれが、チョコとして付き合ってきたちーちゃんなら・・・・」




―チョコたん♪―




「・・・幡随院長政=ちーちゃんの答えにはならなかった。」

「・・・それは、俺も同じだ。まさか・・・」






そこでちーちゃんの言葉が止まる。

なにか言いたそうにしてるけど、『どういえばいいのかわからない』というそぶりだった。

だから、彼の考えがまとまるぐらいまではと・・・私がしゃべった。





「お互い、答えが合わないわけですよ。あのちーちゃんが、人殺しは出来ないと言う仲間に向かって、それじゃあお前らを事故に見せかけて殺す、嫌ならりんどうを殺せと脅すような男の味方をするとは・・・・ましてや、身内で『兄弟』なんて信じたくない。」

「チョコたん・・・」

「とはいえ、後悔してます。僕がもっと早く、ちーちゃんに本名を名乗っていれば、秀君と悠斗君はさらわれず、円城寺君達も怪我をしなかった。無関係な涼子ちゃんも巻き込まなかったんですから・・・」

「じゃあ、答え合わせが出来て良かったじゃん。」

「ちーちゃん?」

「俺、騙されてたんだもん。」





そう言った声は冷たい。

顔を見れば、底冷えするような顔で私を見つめている。





「あ、ごめん・・・ちーちゃん・・・僕はー」

「謝らないでよ、チョコたん。悪いのは、こいつだから。」

「ひっ!?」





顎を動かして示した先にいたのは。






「待ってくれ、兄弟!!」






嘘がバレて青くなっている蛇塚菊千代だった。