「僕は蛇塚に言われたことに対して、蛇塚を許さないという答えを出した。でも、ちーちゃんは蛇塚に言われたことに対して、凛道蓮を許さないという答えを出した。どうしてそうなるか聞く必要を感じたんです。」
「それが、『答え合わせ』・・・」
「もっと早く、気づけばよかったんですけどね・・・・JAGUARの長政は蛇塚のいとこだから、僕を攻撃する展開は仕方ないとは思いますよ。だけどそれが、チョコとして付き合ってきたちーちゃんなら・・・・」
―チョコたん♪―
「・・・幡随院長政=ちーちゃんの答えにはならなかった。」
「・・・それは、俺も同じだ。まさか・・・」
そこでちーちゃんの言葉が止まる。
なにか言いたそうにしてるけど、『どういえばいいのかわからない』というそぶりだった。
だから、彼の考えがまとまるぐらいまではと・・・私がしゃべった。
「お互い、答えが合わないわけですよ。あのちーちゃんが、人殺しは出来ないと言う仲間に向かって、それじゃあお前らを事故に見せかけて殺す、嫌ならりんどうを殺せと脅すような男の味方をするとは・・・・ましてや、身内で『兄弟』なんて信じたくない。」
「チョコたん・・・」
「とはいえ、後悔してます。僕がもっと早く、ちーちゃんに本名を名乗っていれば、秀君と悠斗君はさらわれず、円城寺君達も怪我をしなかった。無関係な涼子ちゃんも巻き込まなかったんですから・・・」
「じゃあ、答え合わせが出来て良かったじゃん。」
「ちーちゃん?」
「俺、騙されてたんだもん。」
そう言った声は冷たい。
顔を見れば、底冷えするような顔で私を見つめている。
「あ、ごめん・・・ちーちゃん・・・僕はー」
「謝らないでよ、チョコたん。悪いのは、こいつだから。」
「ひっ!?」
顎を動かして示した先にいたのは。
「待ってくれ、兄弟!!」
嘘がバレて青くなっている蛇塚菊千代だった。


