彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「菊ぅ・・・田渕の悪い癖に乗ったんかよ・・・?」

「あ、な、長政!ち、ちが・・・!」

「俺が聞いてた話と違うなぁ~・・・?」

「違うんですか?」





何気なく、聞いてみたら。





「違うね。」





一番最初の口調で、蛇塚を見たままちーちゃんは言った。





「蛇の目をつぶすために凛道蓮は、初代龍星軍総長である兄貴を使って、いやらしい誘惑を仕掛けたばかりか、卑怯なだまし討ちをして、蛇塚菊千代のたまり場だけじゃなく、家にまで押し入った。それが出来たのも、SHIELDの裏切り者を抱き込んでいたからできたことで、蛇の目や傘下入りしてきたSHIELDの仲間を1人ずつ闇討ちのリンチにして勝つと、龍星軍が被害者のような噂を流して、蛇塚菊千代達蛇の目の評判を落としたって話。」

「詐欺もそこまできたら処刑ものだぞこの野郎!!!」



〔★怒るのに十分な理由だ★〕



否定して怒鳴れば、私へと視線を戻すちーちゃん。





「チョコたん、菊千代の言ったこと、嘘?」

「真っ赤な大嘘です!!おかしいと思いました!『武士道』を心得てそうなJAGUARのリーダーが、どうしてあんなクズのために、代理でタイマンをするのか・・・!?いや、ちーちゃんとわかってから、余計にわけがわからなくて・・・」

「俺、武士?」

「はい。対峙した時の印象・・・ですかね?古風ともいえるんですけど・・・硬派に近いかな?ちゃんと鍛錬してると言うか~・・・」

「あの短時間で、それだけ読み取ったの?」

「読み取ったと言うほどではないですけど・・・うん。これだけの使い手が協力するのって納得できないなぁーと思ってました。」

「それでも俺と戦おうとしたのは、俺がJAGUARの頭だから?」

「半分はそうです。」

「残り半分は?」

「話し合いに応じなかったじゃないですか?」

「話し合い?」

「僕が言いたかったのは『言い訳』ではなく、『答え合わせ』です。」

「『答え合わせ』・・・?」

「そうです。」





みけんにしわを寄せる相手に、首を縦に振ってから言った。