彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「にゃははは!脇差の刺し方おかしくねぇ~!?サムライは二本そろえる系っしょ~!?」

「ちーちゃんはそれでいいかもしれないけど、僕のは刀じゃないからね。両手でいつも抜けるようにしなきゃ使いにくいよ?」

「そっか!ヤベ!俺もチェンジがお勧め!?どーする、チョコたん!?」

「え!?いや~今までそれできたなら、そのままでいいですよ。カッコいいから。」





最後はお世辞で言う。

時代劇みたいに、短い刀と長い刀が並んで刺さっているならいいが、同じ長さの刀が並んで刺さっているのは不格好だ。





「えー♪イケメンとかマジ照れるんすけど~!?ウェイウェイウェイ♪チョコたんがそこまで言うなら、男前のままでいちゃう系!?」



〔★凛のリップサービス、長政は喜んでいる★〕



(誰もそこまで言ってないけど・・・・)





そんな私の気持ちに気づくことなく、うんうんと嬉しそうにうなずきながらちーちゃんは言う。





「しかたないなぁ~チョコたんは可愛い担当で、俺がカッコいいの担当で決まりっしょ!?」

「できれば、カッコイイに入れて下さい。」

「えー!?いいじゃん!?もぉチョコたんてば、可愛い、可愛い♪ウェイウェイウェイ!」

「ちょ、あはははは!くすぐったいですよぉ~!」



「って―――――――――――――待てよ、ながまさぁぁぁぁぁ!!?」

「りんどうもぉぉぉぉ!!?」





ヘラヘラしながら、ちーちゃんこと長政が私を頬ずりした瞬間。

私と彼の背後から、私達を呼ぶ声がした。





「あん?」

「どうしました?」


「「どうしましたじゃねぇよっっっ!!?」」





お互いに自分の後ろを振り返りながら聞く。

それに真っ先に反応したのは、私の方。





「りんどー!!どういうことだぁぁぁ!!?」

「え?どうって?」

「なっ・・・・なんで凛が、JAGUARのリーダーとじゃれてんだよ!?」

「チョコたんにちーちゃんだぁ!?」

「めっちゃフレンドリーじゃねぇか!?」

「説明してください、凛さん!」

「凛君・・・それだとまるで、凛君達は・・・」

「うはははは!なんや!そうならそうと言ったらええやんか、凛~!」





強張った顔で聞く友達の中で、唯一ヘラヘラしていたヤマトが言った。