「おい、長政さんがサングラスを取るぞ!?」
「本気の時にしかとらないよな!」
「菊千代さん!?」
「ああ、勝ったな・・・!」
(まだ負けてないわよ!)
とは思うものの・・・!
(竹刀VSトンファー・・・・)
しかも二刀流を相手にするって、大丈夫かな・・・
「凛、無茶するな!」
「凛君!」
「骨は拾ってやる・・・!」
「フレーフレー!りーん!!瑞希はんパワーやでっ!!」
そう、それよ!
(瑞希お兄ちゃんのためにも、負けられない!)
「「行くぞっ!!」」
私がトンファーを構える。
長政がサングラスを投げる。
「おおお!」
「いけ、凛!」
「幡随院さん、ファイト!!」
「凛道、負けるな!」
「殺せ!殺しちまえ、兄弟!」
それで敵味方から歓声が上がる。
恨みはないけど、憎い蛇塚菊千代のいとこ!
(覚悟しなさい!!)
「「うおおおおおお!!」」
接近する。
近くで見れば見るほど、まぶしいばかりの貴金属をつけている。
服装もオシャレに決めている。
どうやって攻撃し、どう防ぐか?
思案していたのだが。
「え?」
間近に来た相手を見て、入っていた気合が抜ける。
「え?」
これに相手も、同じように、変な声で固まる。
「あ・・・・・」
「・・・・あれ?」
真夜中の倉庫の前。
並び立つ倉庫も、波打つ海の水も、夜の闇で黒く染まっている。
だけど、私達がいる場所は照明がある。
特に、対戦相手である長政と向き合っている場所は、光が集中していて特に軽いのだが。
「・・・・チョコたん?」
「・・・・ちーちゃん?」
髪の色は違うけど。
見たことがある顔。
「え・・・?えええええええええええ!?チョコたぁん!!?」
「う・・・?あああああああああああ!?ちーちゃん!?ちーちゃんなの!?」
「マジ!?え!?髪型違うんですけど!?どうしちゃった系!?」
「その声としゃべり方!やっぱり、ちーちゃん!!?」
確認が取れた瞬間、同時に叫んでいた。
「「こんなところでなにやってんのぉぉぉぉぉ!!!?」」
〔★2人は知り合いだった★〕


