彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「おい、長政さんがサングラスを取るぞ!?」

「本気の時にしかとらないよな!」

「菊千代さん!?」

「ああ、勝ったな・・・!」



(まだ負けてないわよ!)



とは思うものの・・・!




(竹刀VSトンファー・・・・)




しかも二刀流を相手にするって、大丈夫かな・・・





「凛、無茶するな!」

「凛君!」

「骨は拾ってやる・・・!」

「フレーフレー!りーん!!瑞希はんパワーやでっ!!」



そう、それよ!


(瑞希お兄ちゃんのためにも、負けられない!)






「「行くぞっ!!」」






私がトンファーを構える。

長政がサングラスを投げる。





「おおお!」

「いけ、凛!」

「幡随院さん、ファイト!!」

「凛道、負けるな!」

「殺せ!殺しちまえ、兄弟!」





それで敵味方から歓声が上がる。



恨みはないけど、憎い蛇塚菊千代のいとこ!


(覚悟しなさい!!)



「「うおおおおおお!!」」





接近する。

近くで見れば見るほど、まぶしいばかりの貴金属をつけている。

服装もオシャレに決めている。

どうやって攻撃し、どう防ぐか?

思案していたのだが。






「え?」






間近に来た相手を見て、入っていた気合が抜ける。






「え?」





これに相手も、同じように、変な声で固まる。







「あ・・・・・」

「・・・・あれ?」







真夜中の倉庫の前。

並び立つ倉庫も、波打つ海の水も、夜の闇で黒く染まっている。

だけど、私達がいる場所は照明がある。

特に、対戦相手である長政と向き合っている場所は、光が集中していて特に軽いのだが。







「・・・・チョコたん?」

「・・・・ちーちゃん?」







髪の色は違うけど。

見たことがある顔。






「え・・・?えええええええええええ!?チョコたぁん!!?」

「う・・・?あああああああああああ!?ちーちゃん!?ちーちゃんなの!?」

「マジ!?え!?髪型違うんですけど!?どうしちゃった系!?」

「その声としゃべり方!やっぱり、ちーちゃん!!?」






確認が取れた瞬間、同時に叫んでいた。







「「こんなところでなにやってんのぉぉぉぉぉ!!!?」」






〔★2人は知り合いだった★〕