彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「1対1の真剣勝負。御旗の元で戦ってこそじゃねぇか、ジャック・フロスト。」

「・・・どうやら、蛇塚のいとこという偏見は捨てた方がよさそうだな?―――――ヤマト!!」

「うははははは!呼んだー!?」





けが人から引き離され、1人ぽつんとしていた大親友に言った。





「俺の単車から、うちの旗を出せ。」

「うはははは!まっかせんしゃーい♪」





ご機嫌に言うと、ガンガン!と乱暴に単車に触りながら、旗と折り畳み式のポールを引っ張り出す。


バサッ!!

そして同じように私の背後で広げた。





「フレー!フレー!!りーんー!!うははははは!」

「コラー!応援団じゃねぇんだぞ!?」

「ええやん、ええやん!カンナはんも、ほれ、エールや!女子力見せんと!涼子ちゃんも~!」

「あ、が、頑張ってください、凛君!」

「体育祭じゃねぇんだぞ、小林!?」

「てか、なんで五十嵐に頼む!?俺の方が旗を大事に扱えるぞ!?」

「そうっすよ!凛さんのバイクだって、あんな乱暴に力任せで触らないっすよ、俺の方が!?なぜ俺じゃないんです、凛さん!?」

「円城寺君と可児君の方が、けが人を丁重に扱えるから。」

「「うっ!?それは~」」

「そうですよね、悠斗君、秀君?」

「くっ!ムカつくけど、あの関西人、俺をつまみやがった・・・・!」

「俺も俺も。助けてもらって文句言うわけじゃないけど、怪我人をいたわるのに不適切だよなー?」

「言われてみれば、おおざっぱすぎだなー?」

「そ、そうですね・・・豪快すぎますね。」

「ということで、まだ意見がある人?」


「「「ねぇよっ!!」」」

「り、凛さんに従います・・・!」

「うははははははは!!」





説明の甲斐あって、全員が納得してくれた。



〔★しぶしぶではあった★〕



「面白い仲間だな?」





そんな私達に、対峙ているJAGUARのリーダーが言う。





「縦ではなく、横のつながら理を優先してるのか?面白い。」

「ありがとうございます。羨ましいでしょう?」

「ああ、わらえるからな・・・!?」





明らかに、馬鹿にしてますって声で言うJAGUARのリーダー。





「笑いたければ、笑えばいい。」





低い声で、見下してくる相手に言ってやった。





「上下は誰でも作れるが、平行線は出来る奴にしかできない。

「くっくっ!羨ましいお考えだ。さてと、本題に入ろうか?」





軽く笑った後で、サングラスを直しながら幡随院は言った。