彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「そんなに僕、頼りないですか?」

「そうじゃねぇーよ、凛!けどなぁ~!」

「凛君が心配で、みなさん言ってるだけですよ!」


(そうだといいけど。)





相手とは、身長差だけでも、20センチはある。

体つきだって、同じ細身でもあっちは筋肉質だ。

みんながどういう気持ちか・・・良くも悪くも伝わってくる。





「みんなの気持ちはわかりますが、ここは僕でお願いします。」

「凛さん!?」

「凛道、言うことを聞け!」

「円城寺君、さらわれた秀君と悠斗君は爆裂弾のメンバーです。しかし、龍星軍のメンバーでもある。」

「ざけんな!俺らの方が、この業界は長いんだぞ!?」

「だから?果し状は誰宛で来たんだよ?」

「っ!?」





現実を突きつければ、グッと口をへの字に曲げて黙る円城寺君。

そんな彼が、仲間が何か言う前に言った。





「俺がやられても円城寺がいるだろう?可児もカタキ取ってくれるし。」

「凛道!?」





フォローの言葉。

もちろん、円城寺君以外にもだ。





「凛さん!そんな縁起でもねぇことをー!」

「それだけ、みんなを信用してんですよ?」

「あはははは!よく言うぜ!?戦う前から、敗北宣言かクソチビ!?」

「蛇塚!?」

「どっちがよく言える口だ?」





笑いながらバカにする相手に、スッと目を細めながら冷たく言い放った。






「『凛道蓮を殺す』と言いながら、2度も負けてる奴がなんか言ってるなぁー?」

「テメーっ!!?」


「JAGUAR総長・幡随院長政。本気で俺とやり合う気か?」






蛇塚を無視して、ジロッと赤髪のリーダーを見る。

これに相手は、小首をかしげながら答える。





「そう言ってるだろう?」





落ち着いた口調で答えると、淡々と相手はしゃべる。