彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





「そもそも、本当にJAGUARの総長かもわからない。」

「ほぉ~俺が偽者だって言うのか?」

「蛇塚のいとこという時点で、信用はしていない。」

「無礼者!この人は本物だ、ボケ!!」






途端に、罵声が上がる。





「長政さんのどこが偽者だってんだぁ!?」





怒鳴ったのは、ジオンという男子。






「俺達の総長の存在を疑うとは、噂通りふてぶてしい野郎だな!?長政さんへの侮辱は許さないぜ・・・!?」

(ずいぶん、したわれてるのね・・・・)






そんな苦情を口にしたのは彼だけではない。





「おちょくりやがって~うめるぞ、チビ・・・!?」

「オマエ、泣かすぐらいじゃ、許さないネ?」

「マジで殺す・・・・!!」

「ファーック!!」





私の反応に、殺伐とした罵声が上がる。

見れば、体格の良いJAGUARの男達が私をにらんでいる。

みんな人種は違うけど、【凛道蓮】への気持ちは同じらしい。



〔★怒っている★〕


ある者は拳をならし、あるものは武器を構えている。





(いつでも戦える体制ね。)





〔★襲える体制ともいえる★〕





「それは失礼しました。本物の幡随院長政君ということで信じます。」





キレるジャガーメンバーを見て、素直に謝る。





「フン!ビビりが!見た目通り、大したことねぇじゃんか!?」

「長政サン、ワタシ、代わりに戦うヨ?」

「リーダー自ら、手を下すまでもないです!」

「オメーらの気持ちはわかった。けど、これは兄弟からのお願いだ。我慢できるな?」

「うっ・・・・幡随院さんが、そうおっしゃるなら・・・!」





興奮する仲間を、落ち津田口調でなだめるジャガーのリーダー。

一方、私の方はというと~





「凛道!意地を張らずに、俺と変われ!」

「いいや、凛さん、俺に任せて下さい!」

「うはははは!わし、身替わりしてもええでぇー!?誰を指名する!?」

「誰も指名しません。」





頭である私を気遣ってか、止める意見ばかり。