「そもそも、本当にJAGUARの総長かもわからない。」
「ほぉ~俺が偽者だって言うのか?」
「蛇塚のいとこという時点で、信用はしていない。」
「無礼者!この人は本物だ、ボケ!!」
途端に、罵声が上がる。
「長政さんのどこが偽者だってんだぁ!?」
怒鳴ったのは、ジオンという男子。
「俺達の総長の存在を疑うとは、噂通りふてぶてしい野郎だな!?長政さんへの侮辱は許さないぜ・・・!?」
(ずいぶん、したわれてるのね・・・・)
そんな苦情を口にしたのは彼だけではない。
「おちょくりやがって~うめるぞ、チビ・・・!?」
「オマエ、泣かすぐらいじゃ、許さないネ?」
「マジで殺す・・・・!!」
「ファーック!!」
私の反応に、殺伐とした罵声が上がる。
見れば、体格の良いJAGUARの男達が私をにらんでいる。
みんな人種は違うけど、【凛道蓮】への気持ちは同じらしい。
〔★怒っている★〕
ある者は拳をならし、あるものは武器を構えている。
(いつでも戦える体制ね。)
〔★襲える体制ともいえる★〕
「それは失礼しました。本物の幡随院長政君ということで信じます。」
キレるジャガーメンバーを見て、素直に謝る。
「フン!ビビりが!見た目通り、大したことねぇじゃんか!?」
「長政サン、ワタシ、代わりに戦うヨ?」
「リーダー自ら、手を下すまでもないです!」
「オメーらの気持ちはわかった。けど、これは兄弟からのお願いだ。我慢できるな?」
「うっ・・・・幡随院さんが、そうおっしゃるなら・・・!」
興奮する仲間を、落ち津田口調でなだめるジャガーのリーダー。
一方、私の方はというと~
「凛道!意地を張らずに、俺と変われ!」
「いいや、凛さん、俺に任せて下さい!」
「うはははは!わし、身替わりしてもええでぇー!?誰を指名する!?」
「誰も指名しません。」
頭である私を気遣ってか、止める意見ばかり。


