彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「JAGUAR(ジャガー)だよ!東京の、日本全国の半グレのトップって言えばわかるだろう!?」

「じゃがー?」

「JAGUAR・・・・?―――――――幡随院長政(ばんずいいん ながまさ)か!?」

「知ってるんですか、円城寺君?」

「ああ!・・・あの真っ赤な髪に落ち着いたたたずまい・・・幡随院長政・・・・東京の半グレ集団JAGUARのリーダーだ!」

「てか、知らねぇのか、凛!?」






涼子ちゃんの側にいたカンナさんが聞いてくる。

だから答えた。





「いえ、知ってますよ。半グレってあれでしょう?ヤンキーでも、ヤクザでもないっていうグレーゾーンですよね?」

「JAGUARってチームについて聞いてだよ!マジかよ、真田先輩!?教えてねぇのかよ・・・!?」





そう言って頭を抱えるカンナさん。

なので続けて聞いてみた。





「そんなにすごいんですか?」

「すごいですよ、凛さん。」

「え?可児君も知ってるの?」

「知らない方が珍しいですよ?」





カンナさんに代わり、困り顔で可児君が教えてくれた。






「JAGUARと言えば、半グレの中でも全国ナンバーワンの最強な集団。その頭をまとめるのが、幡随院長政で、若干13で東京を〆たイケイケですよ・・・」

(わー・・・また面倒くさいのを連れてきて・・・・!!)



〔★凛は頭痛を覚えた★〕



「あれがマジもんの幡随院長政かよ・・・!?」

「一言声をかければ、1000人が動く男か・・・」

「うはははは!そないにすごいかいな!?見れてラッキーやな、凛!?」

「てか、なんで半グレナンバーワンチームと蛇の目が一緒にいるんですか?」

「そうだ!おい、蛇塚!!なんで、JAGUARがオメーに手を貸すんだよ!?」

「『兄弟』とか言ってやがったか、身内か!?」





私への疑問に、険しい顔で秀君と悠斗君が問いただす。





「そーうだ。」





これに得意満面の笑みで蛇塚は答えた。





「長政は、俺のいとこだ。」

「「「「「「「いとこぉ!?」」」」」」」

「え?兄弟って言ったじゃないんですか?」

「はははは!兄弟も同然なんだよ、凛道!年が同じだから、兄弟として育ったんだよ~なぁ、兄弟?」



(兄弟、兄弟って、うるさいな。)



自分にはとりえがないけど、うちのパパはすごいんだってやつ?



〔★うっとうしいアピールだ★〕