「JAGUAR(ジャガー)だよ!東京の、日本全国の半グレのトップって言えばわかるだろう!?」
「じゃがー?」
「JAGUAR・・・・?―――――――幡随院長政(ばんずいいん ながまさ)か!?」
「知ってるんですか、円城寺君?」
「ああ!・・・あの真っ赤な髪に落ち着いたたたずまい・・・幡随院長政・・・・東京の半グレ集団JAGUARのリーダーだ!」
「てか、知らねぇのか、凛!?」
涼子ちゃんの側にいたカンナさんが聞いてくる。
だから答えた。
「いえ、知ってますよ。半グレってあれでしょう?ヤンキーでも、ヤクザでもないっていうグレーゾーンですよね?」
「JAGUARってチームについて聞いてだよ!マジかよ、真田先輩!?教えてねぇのかよ・・・!?」
そう言って頭を抱えるカンナさん。
なので続けて聞いてみた。
「そんなにすごいんですか?」
「すごいですよ、凛さん。」
「え?可児君も知ってるの?」
「知らない方が珍しいですよ?」
カンナさんに代わり、困り顔で可児君が教えてくれた。
「JAGUARと言えば、半グレの中でも全国ナンバーワンの最強な集団。その頭をまとめるのが、幡随院長政で、若干13で東京を〆たイケイケですよ・・・」
(わー・・・また面倒くさいのを連れてきて・・・・!!)
〔★凛は頭痛を覚えた★〕
「あれがマジもんの幡随院長政かよ・・・!?」
「一言声をかければ、1000人が動く男か・・・」
「うはははは!そないにすごいかいな!?見れてラッキーやな、凛!?」
「てか、なんで半グレナンバーワンチームと蛇の目が一緒にいるんですか?」
「そうだ!おい、蛇塚!!なんで、JAGUARがオメーに手を貸すんだよ!?」
「『兄弟』とか言ってやがったか、身内か!?」
私への疑問に、険しい顔で秀君と悠斗君が問いただす。
「そーうだ。」
これに得意満面の笑みで蛇塚は答えた。
「長政は、俺のいとこだ。」
「「「「「「「いとこぉ!?」」」」」」」
「え?兄弟って言ったじゃないんですか?」
「はははは!兄弟も同然なんだよ、凛道!年が同じだから、兄弟として育ったんだよ~なぁ、兄弟?」
(兄弟、兄弟って、うるさいな。)
自分にはとりえがないけど、うちのパパはすごいんだってやつ?
〔★うっとうしいアピールだ★〕


