彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






「どういうルールにしたいんだ、蛇塚?」

「はははは!お前が兼業で爆裂弾引っ張ってきたなら、俺も同じことしないと不公平だろう!?」

「なるほどねー・・・・」

「聞くな、凛道!」

「そうだ!合わせることないぞ!」

「奴らの言ってることの方が屁理屈だぜ、凛さん!?」

「うるせぇ!!決めるのは凛道だろう!?」

「うるせぇは余計だ。年寄りじゃねぇんだから、普通の声でしゃべろ。気色わりぃー」





仲間に罵声を浴びせる蛇塚に、思いっきり低い声で言ってやる。

大声を出さなかったけど、それはそれで威嚇になったらしい。

ビクッとする蛇塚だったけど、すぐにいつも憎らしい態度で言ってきた。





「へっ!テメーこそ・・・敬語使ってカワイコぶりやがってよぉ~やっぱ、しゃくにさわるわ・・!」

「お互いさまだろう。結局何がしたいんだ、蛇塚?」

「タイマンしようぜ、凛道!本来なら、俺が相手したいが、この怪我でなぁ~」

「それぇ~僕も思いましたぁ~入院してなくていいんですかぁー?」

「そのロリっぽい、言い方やめろっ!!ムカつく!!だから、代わりに俺の『兄弟』を連れて来たんだよ~」

「『兄弟』?」

「『兄弟』、頼むぜ!」





蛇塚の言葉で、秀君と悠斗君を張り付けている車の間に会った車のドアが開く。

真っ黒な高級車のドアが、横ではなく上へとスライディングする。





(誰あれ・・・?)





出てきたのは、黒の革靴に真っ赤な髪の男。

サングラスをかけ、全身モノトーンの服装をしていた。

その首や腕は、照明の光でキラキラ光っており、身につけているアクセサリーの多さを表していた。

背が高くて姿勢もよくて、モデルみたいな立ち振る舞いをしてる。

だけど、彼がまとって空気でわかった。





(あ、なにか格闘技を習ってる・・・・?)






「ははははは!凛道!誰かわかるか!?」

「どちら様?」





蛇塚の声に低く答える。

これに相手は、自分の隣まで来た赤髪の肩を抱きながら言った。