彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




―★凛ちゃんのゆかいな仲間達へ★―



―☆長谷部ちゃんと吾妻ちゃんを誘拐したのは、蛇の目の蛇塚よん☆―

―★北の第6倉庫に凛ちゃん1人で龍星軍の旗を持って来いっていう果し状を、涼子ちゃんに渡してきたのよねぇ~★―

―☆『絶対言うな!』って言われたし、書かれてるしだから~メモにして伝えるわ~ん♪☆―

―★これなら、言ったことにはならないもんねー(笑)★―

―☆えんちゃんに渡すように指示したのも、涼子ちゃんはえんちゃんに助けてもらってるわけじゃない?☆―
―★つ・ま・りーお礼のを品に、内緒のメッセージを忍ばせても怪しくないでしょー?★―

―☆涼子ちゃんには無理を言って、龍星軍のみんなにこのことを知らせるように頼んだの!だからぁ~くれぐれも丁重に、優しく扱いなさいよぉ~?☆―

―★怖いのを我慢して、届ける役を引き受けてくれた親切な女の子なんだから!★―

―☆じゃあ、頑張って凛ちゃんと合流して、2人の王子たちを助けてね!成功を祈ってるわ♪☆―



―★黒子ファイブ3号より★―





モコモコペンを使い、キラキラシールを張り、ビーズのようなものが張り付いた手紙。





「お前これ!!?」





ギャル系の派手なデコりっぷりではなく。





「口に出す、見ろってさんざん言ったのは~」

「このためだったのか、小林!?」

「・・・・マジかよ・・・・・!?」

「うはははは!」





書かれている内容に、可児君が、高千穂さんが、円城寺君が、全員が驚いていた。





(・・・たぶん、五十嵐君も?)





サングラスでわからないけど・・・・・





〔★判断に迷うところだ★〕