彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)






(バイクがたくさんある・・・)





車庫には、車の代わりに大型バイクが並んでいる。

どれも、暴走族が好んで乗りそうなバイクだった。





(ここが・・・円城寺君の家・・・)





爆裂弾の頭でもある男子の家。





(・・・どうせなら、高千穂さんの家で下ろしてほしかったわ・・・。)





凛君を嫌っていると言う相手に頼むのが嫌だった。

不安はあったけど、彼には借りがある。





(助けてもらったという理由があれば、話しやすいものね・・・!)





よし!凛君のためにやるぞ!



〔★涼子のやる気がアップした★〕



バクバクする心臓を抑えながら、呼び鈴へと手を伸ばす。


ガチャ!


「だから、くんなってんだよ!!」

「え?」





しかし、呼び鈴を押す前に、玄関が開いた。

思わず、数歩後ろに下がる。

出てきたのは、首だけ後ろ向きの私服姿の円城寺君。





「こりゃあ、俺らと可児の問題だぞ!?」





そう言って怒鳴っている先に、見覚えのあるサングラスの男子がいた。





「うはははは!なーんで仲間はずれにすんね~ん?わしも手伝うでー?」

「オメーがついてくると、悪目立ちしかしねぇんだよ!」

「ハゲ君の方が目立つ顔やで~!?」

「五分刈りだっ!!いい加減に呼び方変えやがれ、ラジオ野郎!?」

「つーか、一之瀬はすみが動いてるのはどうすんだよ!?凛に連絡しても、わかりましたってメールが1回きただけで、返事こねぇーし!」

「うははははは!円城寺君に怒っとんちゃうかぁ~!?怖いのぉ~えんなんとか君!」

「テメー円城寺って言えるじゃねぇか!?」

「つーか、凛さんは心の狭い奴じゃねぇ!円城寺と一緒にするな!」

「同感だね!秀と悠斗が手遅れになったらどうすんだよ!?蛇の目とケンカしたのは、爆裂弾としてじゃなく、龍星軍としてだったんだぞ!?」

「う、うるせぇ!オメーらがそんなんだから、瑞希先輩まで~あ?」

「あ・・・。」





サングラスの五十嵐君、可児君や高千穂さんを見ていた円城寺君の目が私を見る。

それでヒートアップしていた円城寺君が静かになる。

ギロッと私をニラみながら言う。