(バイクがたくさんある・・・)
車庫には、車の代わりに大型バイクが並んでいる。
どれも、暴走族が好んで乗りそうなバイクだった。
(ここが・・・円城寺君の家・・・)
爆裂弾の頭でもある男子の家。
(・・・どうせなら、高千穂さんの家で下ろしてほしかったわ・・・。)
凛君を嫌っていると言う相手に頼むのが嫌だった。
不安はあったけど、彼には借りがある。
(助けてもらったという理由があれば、話しやすいものね・・・!)
よし!凛君のためにやるぞ!
〔★涼子のやる気がアップした★〕
バクバクする心臓を抑えながら、呼び鈴へと手を伸ばす。
ガチャ!
「だから、くんなってんだよ!!」
「え?」
しかし、呼び鈴を押す前に、玄関が開いた。
思わず、数歩後ろに下がる。
出てきたのは、首だけ後ろ向きの私服姿の円城寺君。
「こりゃあ、俺らと可児の問題だぞ!?」
そう言って怒鳴っている先に、見覚えのあるサングラスの男子がいた。
「うはははは!なーんで仲間はずれにすんね~ん?わしも手伝うでー?」
「オメーがついてくると、悪目立ちしかしねぇんだよ!」
「ハゲ君の方が目立つ顔やで~!?」
「五分刈りだっ!!いい加減に呼び方変えやがれ、ラジオ野郎!?」
「つーか、一之瀬はすみが動いてるのはどうすんだよ!?凛に連絡しても、わかりましたってメールが1回きただけで、返事こねぇーし!」
「うははははは!円城寺君に怒っとんちゃうかぁ~!?怖いのぉ~えんなんとか君!」
「テメー円城寺って言えるじゃねぇか!?」
「つーか、凛さんは心の狭い奴じゃねぇ!円城寺と一緒にするな!」
「同感だね!秀と悠斗が手遅れになったらどうすんだよ!?蛇の目とケンカしたのは、爆裂弾としてじゃなく、龍星軍としてだったんだぞ!?」
「う、うるせぇ!オメーらがそんなんだから、瑞希先輩まで~あ?」
「あ・・・。」
サングラスの五十嵐君、可児君や高千穂さんを見ていた円城寺君の目が私を見る。
それでヒートアップしていた円城寺君が静かになる。
ギロッと私をニラみながら言う。


