彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)





涼子ちゃんの知らせから2時間後。

都内の病院に来ていた。





「カンナさん!」

「凛!」

「遅いで!こっちや!」





廊下で話し込んでいた男女が、私の声に反応する。





「ヤマト、早かったですね?」

「まぁ飯食いに出とったからのぉ~」

「そうですか。それよりカンナさん、円城寺君と可児君は?」

「中だけど・・・」





言われてのぞいた病室の中に2人はいた。

不機嫌そうに、並んでいるベットの上に、包帯つきで座り込んでいた。

その目が、私を見て変わる。





「凛さん!?」

「誰だ!?凛道を呼んだのは!?」

「可児君、円城寺君、大丈夫ですか!?」





駆け寄るが、両者の対応は違う。





「すみません!ヘマしてしまったばっかりに、来て頂いて・・・!」

「帰れボケ!俺らがやられただけで、オメーには関係ないだろう!?」





(天使と悪魔か。)



〔★差が大きすぎる★〕



可児君はともかく、威嚇する円城寺君に気を使いながら慎重に話しかけた。





「聞きましたよ。みんなでいるところを襲われたんでしょう?龍星軍狙いじゃないんですか?」

「せやせや!意外と、仲良しこよしやなぁ~坊主君!」

「誰が坊主だ、ラジオ野郎!お、俺は別に~仲良しも何もない!龍星軍のよしみってことで~俺は嫌嫌だったんすけど、高千穂が、慣れろって言って~」



(面倒な言いわけ始めちゃった・・・)



〔★硬派男は素直じゃない★〕



「けっ!こっちだってカンナのたわごとにつきあったんだよ!もっとも、龍星軍じゃなくて、爆裂弾って考えるのが普通だろう!?図に乗るなよ、凛道!」



(こっちもこっちで、めんどうくさい・・・)



〔★今に始まったことではない★〕



「凛さんへの暴言は許せねぇが、そういうことです、凛さん!これ以上凛さんをトラブルに巻き込むわけにはいきません!爆裂弾に俺が巻き込まれただけで、安心してください!」

「できませんよ!秀君と悠斗君がさらわれたんでしょう?」

「だからこそ、余計なお世話だ!」





目を見開くと、瞳孔まで開花させながら言った。





「悠斗と秀をさらった以上、必ず連絡は来てる!」



(もう来てるんだけどな・・・・。)



〔★詳細は、凛のポケットに入っている★〕